『ダーリンは4浪くん』
絵心があれば漫画にできそうなタイトルが浮かんだ・・・。
さて、3浪だったダーリンが書斎で勉強し始めた。
これまではダイニングに置いたテーブルでやっていたので、その様子が嫌でも目に入ってきた。
Web講義を見てはうつらうつらするものだから、時々起こしてあげる。
「もう寝たら?明日早く起きてやればいいんじゃない?」
口癖のように繰り返す(苦笑)
書斎にこもったダーリンは何をしているのだろう?
様子がまったく見えない。
起きているのか!?
まさか整理整頓などしているのでは!?
見えなければ見えないで気になってしまう。

苦手分野の勉強は眠くなるんだよなあ。
そしてますます苦手になる・・・。
1.5回目の挑戦

初の宅浪では、手ごろな価格で合格率が高いと謳われていた通信講座を活用した。
テキストはカラーで見やすかったのだが、ウェブ講義の内容がスッと頭に入ってこない。
何年も勉強しているからなのか、問題集にも物足りなさを感じた。
安価な教材に多くを求めてはいけないのかもしれないが、もう一年この教材を使う気にはなれない。
教材難民だな、こりゃ・・・。
2.内容豊富な教材

早期申込で30%オフ、それに加えて浪人生は10%オフ。合計40%オフにもなる通信講座を見つけた。
割引後の値段が前回の講座と同じになる。
持ち歩けるポケット参考書が複数冊ついていて、教材のクオリティーが高いと感じた。
選んだコースは、はじめに過去問を解いてからウェブ講義で解説を聞く問題集中心のタイプ。
中級レベルにおすすめとなっていた。本試験で取った点数だとこのレベルで大丈夫だ。
何年も勉強してきてテキストの解釈はできている。
1問でも多く問題を解いて合格を目指そう!
3.不安な心に魔の手が伸びる

通勤経路に大きな書店がある。
見るつもりはなかったのに、引き寄せられるように社労士のコーナーへ足を運んだ。
問題集を手に取ってパラパラと見る。
見たことのない問題を見つけた。
とたんに不安になり、これはやっておかないと!と2冊購入してしまった。
・・・。
それでなくても時間が足りないのに、講座以外の教材をやり切れるわけがない。
冷静に考えればわかることなのに・・・。
結局どちらも中途半端になり、通信講座の活用は2回繰り返すにとどまった。受かる人は5~6回繰り返しているという。
あの時書店に入ってしまったのは大間違いだったなあ(涙)。
4.ほんとに惜しかった試験結果

この年は令和が始まった年だったので、試験結果についてよく覚えている。
択一式は42点で合格ライン。
選択式は「労働一般」が1点足りなかった。
たった1点だ・・・😢
受験者泣かせの「労一」にまたやられた。
この1点で不合格だなんて残酷すぎる・・・。
反省すべき点は、実は事前に講師からアドバイスされていた。
『とにもかくにもテキスト重視で勉強すること。
赤線太文字の重要箇所はきちんと見直すこと。
基本的な重要箇所は必ず出題されるから』というものだ。
実際、試験には教材の問題集と似た問題が複数出題されていて、テキストをもっと読み込んでおけばできたであろう問題もあったのだ。
1度できた問題は大丈夫だと見直すことをせず、できなかったものばかりを繰り返し勉強した俺の戦略ミスだ。
基本を甘く見てはいけない。
(第6話につづく)
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